wool crew neck sweater 2022

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今年も入荷しました!

middle 冬の定番商品 “wool crew neck sweater”

細番手のメリノ産地で有名なタスマニアの上質なファインウールをメインに使ったスタンダードでベーシックなデザイン。そしてカラーバリエーションも豊富なので色違いで購入される方も多く、今ではmiddleの冬の顔と言っても過言ではないアイテム。

かくいう私自身も寒い時期は手持ちの3着をローテーションで毎日のように着回すほど、とても気に入っています。

毎年製品が上がってくる時期はまだ暑さが残っている頃。

出来上がったばかりのセーターに早く袖を通したくなって、寒い季節が待ち遠しくなります。

特に今年の福岡は残暑が厳しかったので、より一層冬が恋しくなりました。

wool crew neck sweaterは東京の下町にある老舗ニット工場で生産していただいています。日本のニット産業が元気だった頃から半世紀以上も実直にニットを生産し続けている工場です。

ブランド立ち上げ当初からベーシックな「クルーネックセーターを作りたい」と構想を練っていて、頭のなかでは既にデザインが出来上がっていました。

ただ、生産ロットやコストの関係でなかなかフィットする工場に出会うことが出来ませんでした。しかし、その後も諦めずに工場探しを続けて、ようやく出会うことが出来たのが今のニット工場です。

まず最初にお話をした際に、私たちが形にしたいセーターのデザインに耳を傾けて寄り添ってくださいました。

オリジナルセーターの生産に入り今年で5期目ですが、その丁寧で真摯なものづくりの姿勢に、私たちは絶大な信頼を寄せています。

私たちのwool crew neck sweaterは、御年88歳の現役大ベテランの工場長が自ら熟練の技で形にしてくださっています。

ビジネス的なメールのやり取りもご本人自ら。

ニット生産の背景を勉強させていただいたり、より深い専門的な知識を工場長が私たちに教えてくださいます。

一見シンプルで普遍的なデザイン見えるwool crew neck sweaterですが、実は昔ながらの『セーターの作り』をしているから、現在では作ることが出来る職人がとても少ないとのこと。

遡ること、工場長と一番初めにwool crew neck sweaterの製品についての打ち合わせをした際に「今ではこういった作りのセーターは珍しい」と言われたのを覚えています。

wool crew neck sweaterは製品が編み上がった後に、毛を立たせて肌触りを柔らかく、そしてボリュームを出す為の加工を行っています。この作業は口で説明することが出来ない、いわゆる長い時間をかけて培われてきた職人の勘が頼りなのだそうです。全て人の感覚でしかわからない技術なのだそう。

それ以外にも職人の経験や技術が随所に散りばめられていて、それは習得するにはとても長い時間を要します。

機械のオペレーションだけではない”昭和の職人技”と工場長はおっしゃていました。

半世紀以上もニットを作り続け、資源が少ない日本の高度経済成長を支えた「ものづくり」の技術。wool crew neck sweaterにはその技術がぎゅっと詰まっています。

秋分を過ぎて、間もなくすると寒い冬がやって来ます。

今年の冬は厳しい寒さとの予報。

ワードローブに暖かなセーターを是非どうぞ。

wool crew neck sweater

online store  https://mdl.jp/?mode=srh&cid=&keyword=wool+crew+neck+sweater

以前書き記したwool crew neck sweaterについての記事です。

kenta