中学生、高校生の頃、学生服の中にはいつも白いシャツを着ていました。成人式で慣れないスーツを着たときも、社会人になりショップ店員として初めて店頭に立った時も。
少しきりっとしたい時にはいつも白いシャツを着ていました。
アイロンをかけてかしこまった雰囲気を出したり、洗いざらしでラフに着崩したり、様々な着こなしが楽しめて、男性でも女性でもほとんどの人が持っているであろう白いシャツ。
お洋服の基本といわれるアイテム。
今回はmiddle standard shirtについてのお話です。
ごまかしのきかないアイテムだからこそ仕立ての良さにこだわりました。ドレスシャツを得意とする日本国内の縫製工場で、middleのシャツは1枚1枚丁寧に作られています。
3cm間に21針も施されたステッチワークは、美しさと堅牢性を兼ね備えています。シャツと真摯に向き合う職人の想いを感じさせてくれます。
デザインはさまざまなものを引いて「シンプル」を追求し、繊細さをより明確に表現しています。身幅にゆとりはありますが、着丈は短く、肩幅がフィットするように作られていてるので、ボトムスとバランスが取りやすいシルエットになっています。すっきりと見せるために袖丈もやや短めにしました。日本人の体型にフィットする形を目指しました。そして第一ボタンまで閉めても苦しくならないように、首回りは大きく作っています。
少し小さめな衿とカフスは、控えめな佇まいです。
密に織り込まれた綿100%の平織りブロード生地は、柔らかさの中に張りがあり耐久性にも優れています。濁りのない白色は凛とした清潔感のある印象を与えます。
使用しているボタンはマザーオブパール(真珠の母貝)と呼ばれる白蝶貝釦を使用。艶があり高級感があるのが特徴です。
真っ白なシャツを選んだ朝は、なんだか清々しい気分になります。
そんな気分を感じてもらいたいと思い作りました。
middle online shop 「standard shirt」