移住してから、少しずつ理想とする暮らしに近づくように手を加えています。
一度に理想の暮らしを手に入れようと思っていても難しいもの。
それまで慣れ親しんだものや習慣を手放す勇気であったり金銭的なことであったり。
でも、やはり心地よく生きることが私たちが求めるもの。
食べるもの着るものに住むところ。
いっぺんには無理でも、少しずつでいいから暮らしを変えてをいきたい。
自分たちの理想に近づく為に変えたもの。
そんな日常の一コマをひとつずつご紹介します。
『土鍋』
以前は我が家も炊飯器を使っていました。
壊れてしまった事をきっかけに、さて、どうしよか。と夫婦会議。
土鍋でご飯を炊く事に憧れはあったものの、なかなか始められずにいたこと。
ボタン一つでお米が炊き上がる便利さを知っている自分にできるのだろうか・・・
タイマー予約の機能がない土鍋で、食事の時間に合わせてお米を炊くことができるのだろうか・・・
お米は毎日食べるものだからこそ、炊飯器を手放す決断がなかなかできませんでした。
少し大げさですが、勇気を振り絞り使い始めることにして、土鍋生活に切り替えました。
私たちが購入したものは三重県の萬古焼のもの。
これが使い始めるとお米好きの我が家にはぴったり!手放せないアイテムになりました。
まずは、吸水。
ていねいにお米を洗ったら30分お水に浸します。
この時間に他の料理を作ります。
お米とお水を土鍋に入れて火にかけ、約10分。
蓋の小さな穴からシューシューと湯気が勢いよく出てきたらさらに1分。
その後火を止めてから蒸らしの時間。
この蒸らしの時間にお味噌汁を温めなおしたり、他のおかずをよそって食卓に並べます。
蒸らしが終わったら蓋を取って炊きたてのご飯をよそいます。
なんと簡単にしかも早い時間で炊けるのでしょう!初めて使った日には、思っていたよりも手軽だったことに驚きと感動。
土鍋で炊くご飯の美味しさを知ってしまったので、、もうこれは手放せません。
合間の時間にほかの作業を進めて、段取りよく作業が出来るもの魅力的。
火にかける時間を微妙に変えておこげを作ってみたり、炊き込みご飯を作ってみたりすっかり土鍋の虜です。
道具の使い方を知り自分の中に落とし込むことの新鮮さ、そして自分なりのアレンジを加えてみたりすることの楽しさも土鍋を使い始めてから改めて気が付きました。
炊飯器よりも少し手が掛かるような気はしますが、この『少し手を掛ける』ということが今の暮らしに合っています。
mizuho