先日、若い世代へ行ったアンケートについての話を耳にしました。
日本の若者で、「日本の未来は良くなる」と答えた人はわずか15%ほどだったそうです。
話を聞いてびっくりしたので調べてみると、実際に日本財団が行った国際調査では、日本の17〜19歳で「自分の国の将来が良くなる」と答えた人は15.3%という結果が記されていました。
イギリス、アメリカ、インド、中国、韓国、日本の6各国で同じアンケートを行い、
よくなると答えたのが最も多かったのが中国で85%、次にインドで78.3%、韓国、アメリカ、イギリスの順で低くなり、日本は6各国で最下位という結果でした。
ただ今の日本の現状を見るとその結果も納得で理由も十分に分かります。
少子高齢化や人口減少が続いていて、物価は急激に上がり、小学生の我が子たちも物価高を口にします。
これだけ気候変動が危惧されているのにいつも対応が遅く、経済面も安定せずに税金は上がるばかり。
一般家庭ですら生活がままならないようでは将来への不安は増すばかりだと思います。
若い世代ほど、自分たちの未来に対して厳しい現実を感じているのかもしれません。
話は大きく変わりますが、私が幼稚園の頃に住んでいた家の隣に、広い空き地がありました。
ある日、食べ終わったリンゴの種を母と一緒にその空き地に植えたことがあります。
本当に芽が出てくると信じていた私は、毎日のように水をあげたりしてその場所を見に行っていました。
「今日こそ芽が出るかもしれない」とワクワクしながら、ずっと楽しみに待っていました。
幼かったので調べることもしなかったし、何も知らなかったから純粋な気持ちで期待していました。
大人になると、たくさんの知識を身につけます。
経験からわかることも多くあります。
知識や経験が増えることは素晴らしいことですが、知りすぎることで先に希望を持ちにくくなる事もあります。
何か新しいことを始めようとしても、いろいろなマイナス要因を思い浮かべて
これは無理だとか、
うまくいかないかもしれない、
と考えてしまう事があります。
日本の未来に希望を持てない人が多いのも、もしかすると同じなのかもと思いました。
現実を知れば知るほど、不安な材料が頭を支配します。
そして期待する前に諦めてしまう。
今の日本にはそんな空気が広がっているように感じます。
色々な要因や現実を見るとその気持ちは十分にわかります。
愚痴を言うと止まらなくなる事もあります。
しかし、未来の事など誰にも分かりません。
1年後の事すらわかりません。
未来は予測できないからこそ、思ってもいない事が起こるのです。
現実を見ることは大切だと思います。
解決しないといけない課題はクリアにするべきです。
しかし、現実を知ったうえで、それでも希望を持つことも大切だと思います。
未来は良くなるかもしれない。
今よりもっと人々が暮らしやすい国や地球になるかもしれない。
そんなふうに前向きに考える事で、よい方向へ進んでいく気がします。
またまた話は変わりますが私の人生の教科書でもある「北の国から」シリーズの2002遺言に、漁師である結の義理のお父さんが海で遭難してしまうというシーンがあります。
無事に帰ってくるように、陸で迎え火を焚きながらトド(結衣の義理父のあだ名)の帰りを海を見ながら、夜通しずっと待っているのです。
トドに迎え火が本当に見えるのか不安になる純に対して、結の夫役の岸谷五朗さんが
「見えると思わなきゃオマエ、、迎え火たいてる意味ねーだろーが!」
と言い放ったあの言葉。
あの気迫。
そしてそして遭難していたトド(義理父)は無事に帰ってきたのです。
なんと流氷の上を歩いて!!
名シーンです。
りんごのたねが芽を出すのを待っていたあの頃のように、トドが帰って来ることを信じていた結の夫のように、私は未来がよくなると信じていきたいと思います。
これからを担う若い世代の人たちにその気持ちが少しでも届くように、前向きな大人でありたい。
倉本 聰さんの作品から人生において大切なことを沢山学びました。
Kenta