耐用年数

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この夏、糸島に引っ越してきてちょうど10年が経ちました。

糸島に来る前は横浜の40㎡ほどのマンションで暮らしていました。

都内に電車で通うことを考えて、部屋の広さや築年数よりも、駅から徒歩4分という駅近という点を優先して選びました。

入居した時は妻と二人暮らし。

のちに子供が産まれ、家族3人になると一気に手狭になりました。

バウンサーや赤ちゃん用の布団、ベビーカーなど小さな赤ちゃんを迎え入れるためのツールが部屋を圧迫していました。

糸島での家探しの時には、部屋の広さを重視して75㎡の部屋に決めました。

子供の成長とゆとりのある暮らしを求めた決断でした。

せっかく新しい環境で心機一転暮らし始めるのだからと、この引っ越しをきっかけに家具や家電も一気に買い替えました。

それまで使っていた家具や家電は私が一人暮らしをしていた頃から使い続けていた物も多く、結婚してから購入したのはダイニングテーブルとソファくらいでした。

仕事も生活も全てが入れ替わり、新しい人生の始まりでした。

あれから時は経ち、子供たちも大きくなり糸島での暮らしも随分と慣れてきた頃。

生活の慣れとともに、昨年あたりから少しずつ家電たちに異変が起き始めました。

まずはトースターから。

そして洗濯機。

扇風機。

テレビ。

ひとつ壊れ、またひとつ壊れ……。

その連鎖は止まりませんでした。

そして、先日。

ついに一番壊れてほしくなかった冷蔵庫が壊れてしまったのです。

しかも、よりによって夏真っ盛り。

一年の中で冷蔵庫が一番活躍する時期に、ある日突然庫内が冷えなくなってしまいました。

追い打ちをかけるように数日後から、ちょうど一週間のイベント出店が始まる予定だったのです。

ただでさえイベント出店がある時は、準備から撤収までの仕事も生活も大忙し。

いつもと違う流れの日々で気持ちも慌ただしく、息をつく余裕もなくなります。

そこへまさかの冷蔵庫故障。

「まじかぁ」としか言いようがありませんでした。

何という試練。

とはいえ、この暑さで冷蔵庫がない生活を長期間続けるわけにはいかないので急いで新しい冷蔵庫を探して、容量と使い勝手を考えて購入。

すぐに新しい冷蔵庫を我が家に迎え入れることができました。

ただ新しい冷蔵庫が届くまでは5日間ほどあったので、その間は普段お店に置いてある小さな冷蔵庫を家に持ち込みました。

それと以前実家の母からもらった350ml缶が4本入るポータブル冷蔵庫に助けてもらいました。

これは母が懸賞で当てた物で、子供たちがおやつを冷やす用にと譲り受けていました。

ずっと子供部屋に置きっぱなしだったポータブル冷蔵庫がフル稼働!

我が家のピンチを救ってくれました。

息子は「バァバはこれを予想して、僕たちにくれたんだ!」と言っていました。

予想外の大活躍でした。

あと冷蔵は出来なくても冷凍庫の方は問題なく使えたので、それは不幸中の幸いでした。

冷凍できるものは、とにかく冷凍庫へ移動。

冷蔵庫の中にはなるべく物を入れずに、保冷剤で冷やす。

そして、できるだけ必要以外は開け閉めしない。

そんな工夫をしながら、なんとか新しい冷蔵庫が来るまでの数日間を乗り切りました。

普段は当たり前すぎて、ほとんど意識することのない冷蔵庫の存在ですが

なくなってみると、その「当たり前」がどれほどありがたいものだったのかを思い知らされます。

そういえば、洗濯機が壊れた時も大変でした。

新しい洗濯機が届くまで時間がかかるということで、なんと3週間。

その間、ずっとお風呂場の浴槽で洗濯物を手洗いしていました。

家族4人分なのでそれはそれは大変な力仕事でした。

そしてそれが毎日のこととなると、これまた大変。

洗濯機はボタンひとつで、洗って、すすいで、脱水までしてくれる。

洗濯機神!

壊れていった家電たちも、本当に毎日毎日よく働いてくれました。

文句も言わずにずっと働き続けてくれたのですから、心から感謝です。

そして最近、掃除機の音が少し気になっています。

これは気のせいではなく以前よりも音が大きくなっています。

せめてもう少しは持ち堪えて欲しいので、機嫌を取るように優しく労わりながら使っていきたいと思います。

糸島での暮らしも10年。

少しづつ変化しながら月日を重ねています。

そんなことを思いながらまだ慣れない新しい冷蔵庫の扉を開けたり閉めたりしています。

前の冷蔵庫にはなかった自動製氷機能がとても便利!

そんな2026年の夏の思い出でした。

kenta