eau de parfum -kuani-

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初めて香水を買ったのは中学生の頃だった。

当時お店の香水売り場には”芸能人の誰々が使っている香水!!”というようなPOPが当たり前のようにディスプレイされていて、好きな芸能人と同じ香りということに喜びを感じ、その香水を購入する判断材料ともなっていた。

嘘か本当か出どころがまったくわからない情報がまかり通っていたことに、つくづく不思議に感じるが、ネットが普及していない時代で情報量が極めて少なく、多くの人がどんな事であれ情報を知ることが容易では無い時代だった。

話が逸れてしまったが、それからはずっと香水をあたり前のように使用していた。

高校生になりますます色気付き、その頃はTPOを弁えることなくプンプンと香りを振りまいていた。

そして社会人になり、結婚して、子供が生まれて、気がつくといつの間にか香水は使わなくなっていた。

使い途中の香水の瓶が何本もあったが、何度か引越しを繰り返しているうちに、どこかへと行ってしまった。

きつい香水の香りが苦手になり、いわゆる化粧品の香りが、いい匂いと感じられれなくなっていた。

時は過ぎ2020年、新型コロナウイルスによる初めての緊急事態宣言。

自粛期間中は洋服も時間も全ての制限がなく過ごしていた。

しかしそんな日々でも洋服を選ぶことで、今日はこの服を着たい気分、こんな格好をするとなりたい自分に近づくかも!など、洋服というものは自分をしあわせにしてあげられる大切な要素だという事に改めて気がつくことができた。

そのことに気がついた時に、ふと香りも同じなのでは無いかと考えるようになった。

以前香水を使用していた時は、朝起きて洋服に着替えるように、毎日香りを身に纏っていたことを思い出した。

香りを纏うことで、自信がついたり、一日のスイッチが入ったり、ほっと安心したりと目には見えない力が香りにはあったのだと思う。

その思いがきっかけとなり、middleの香水作りは始まった。

まずは大枠を組み立てていき、自分たちが作りたい香水のイメージを具体化してく作業からスタートした。

可能な限り自然由来の成分を使用して、清潔感があり全体的に落ち着きのあるジェンダレスで飽きがこない香り。

次にそのイメージを形にしてくれそうな工場探しに取り掛かった。

生産ロットの兼ね合いもあり、なかなかマッチする工場には出会えなかったが、諦めずに探し続け一件のオーガニック化粧品を生産している工場と巡りあった。

そしてその工場にアポイトメントを取り、香水作りがより具体的な形になりそうな兆しが見えたのが、秋の始まり頃だった。

そこからプロの調合師との打ち合わせにより、何度も試作を繰り返した。

自分たちの知識不足もあって香り作りはとても難しく、よくあるありきたりな香りになったり、何かが足りないけれどその何かが見つからずにいたり、その頃は様々な精油を嗅ぎ漁った。

コロナ禍で直接会って打ち合わせができず、メールや電話での打ち合わせを繰り返し、途中ゴールがあるのかと不安になりながらも、一つ一つを積み重ねていった。

中身が決まったら、次はパッケージだ。

環境のことも考えて過剰な梱包やプラスティックはなるべく避けたいが、簡素すぎてチープな見た目になってしまっては、イメージとかけ離れてしまう。

デザインもシンプルにしたいが、シンプルは一歩間違えると質素にも見えてしまう。

このパッケージ作りにもかなりの時間を費やし、そしてその多くの過程を経て、スパイシーさを残しながらも森の中にいるような爽快感を感じられるような、言葉ではうまく表現できないイメージ通りの香りの香水が出来上がった。

日々に馴染み寄り添いmiddleらしさを表現するオリジナルのparfum。

きっと香水が好きな人も、馴染みがない人も楽しんでもらえるような香りになっていると確信している。

今まで香水に縁がなかった方や、最近は使っていないという方に特に使ってもらいたい。

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