middleのTシャツが出来るまで

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Tシャツ作りのはじまり

自分たちで服を作ろうと決めてから、一番最初に企画したのがこのTシャツでした。

暮らしの中で毎日着る服を作りたい。そのコンセプトで「middle」が始まり、まずはTシャツしかないと思っていました。

男女問わず幅広くいろいろな人に着てもらいたい。

家族や友人、親戚、近所のおじいちゃんまでどんな人でも着れるような普段着。

デザインはとにかくシンプルに。

着ていてストレスのないパターン。

肉厚で丈夫だけど着心地が良い生地。

流行に左右されない普遍的なプロダクト。

そして私たちが暮らす日本で作る、「MADE IN JAPAN」であること。

二人の中にあった具体的なイメージがゆっくりと形となっていきました。

夫婦二人のTシャツ作り

夫婦で何度も話し合って、自分たちが本当に着たいTシャツを形にしていきました。

生地選びや生産してもらう工場を探したり、仕様を考えたり細かいところではタグや下げ札に至るまで、全て二人の話し合いで決めていったのです。ユニセックスという事で男女どちらの意見も入れる必要があった事、そして夫婦二人でやり遂げたいという思いがあったからなのです。

会社ではなく一人でもない、夫婦での物作りはいろいろな事がありました。

物作りやブランドについてなど、話し合うために設けた時間だけではなく、夕食の時や遊びに出かける車の中までもが貴重な打ち合わせ時間になりました。最も集中出来るのは子供が寝た後の夜の時間。集中しすぎて真夜中になる事が何度もありました。

時にはうまくいかず苛立ち、言い合いになったことも何度もあり、このまま先に進めないのではないかと焦ることもありました。

しかしこれが自分たちが望んだ暮らしながら働くという事なのだと思うと、楽しくてそしてこの時間がなにより愛おしく感じられるのです。

サンプルを何度も作成して納得のいくまで微調整を重ね、最終的に商品が出来上がり喜びを分かち合えた時、夫婦で働くことの素晴らしさを実感しました。

いまではmiddle standard tは私たちにとってユニフォームになっています。

Kenta